初戦から3連勝した第1シードのレイズが、第6シードのアストロズにまさかの3連敗を喫し、勝負は第7戦にもつれ込んだ。

スタメンから外れた筒香嘉智外野手(28)は、4-7と3点を追う9回1死から代打で出場。クローザーのプレスリーの初球、時速95マイル(約153キロ)の速球を右前へ運び、今ポストシーズン2本目の安打を放ったが、後続が併殺に倒れ、反撃は及ばなかった。

試合はレイズが2回、7番アダメスの適時二塁打で幸先よく先制した。

ところが、これまでチームを支えてきた投手陣が踏ん張れなかった。5回無死一、二塁とピンチを迎えると、早々と先発スネルから自慢の救援陣にスイッチ。2番手カスティーヨが連打を浴びて、この回4失点と逆転された。その後も追加点を許し、突き放された。

ワールドシリーズ進出をかけた大勝負の第7戦は17日(日本時間18日)、レイズがモートン、アストロズがマクラーズJrの両先発で行われる。

ヤンキースとの地区シリーズ(5試合制)も最終戦で決着。キャッシュ監督は「我々は年間を通してクリーンな野球をやってきた。(地区シリーズでは)コールに勝ったし、明日は同じことを期待したいね」と、自軍の勝負強さに自信を見せていた。