MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは20日、来季以降もプレーオフ枠の拡大と、無死二塁から始まるタイブレーク制を継続したいとの意向を示している。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響で60試合に短縮されて実施された今季メジャーでは、複数の特別ルールが設定された。10チームから16チームへのプレーオフ枠拡大と、延長戦で走者を二塁に置いて始めるタイブレーク制の採用もこれに含まれる。

マンフレッド氏はAP通信に対し、「慎重に言葉を選びながらの話になるが、プレーオフ枠拡大のアイデアは良いと思う。今年のように16チームでできるとは思わないし、レギュラーシーズンの重要性を確実に維持する必要があるとは思うが、10チームより多くすることは良い変化になると思う」と述べた。

また、タイブレーク制についても「安全面と健康面において、試合が長すぎたり、慣れないポジションで選手がプレーするという状況を防ぐことは非常に良いことだと思う」とコメント。「人々は変化に対して積極的ではなかったが、実際にそれを目の当たりにして、彼らもはるかに前向きに考えるようになった」と語った。(AP)