投打のかみ合ったドジャースが快勝し、シリーズ2勝1敗とリードした。

2死から粘りの攻撃を見せ、序盤で主導権を握った。1回、3番ターナーのソロで先制。3回には2死から二、三塁とチャンスを広げ、4番マンシーの中前適時打で2点を追加した。ロバーツ監督は「2死でマンシーのヒットは非常に大きかった」と振り返った。

4回は1死一、三塁から9番バーンズのセーフティースクイズで追加点を挙げ、2死二塁からベッツの中前適時打でリードを5点に広げた。

この日は10安打6得点で、2死から5得点を奪った。今季ポストシーズン15試合で87得点のうち、2死から50得点。ロバーツ監督は「選手たちが毎回、どんな試合展開であろうと、それぞれの打席でよく頑張っている」と目を細めた。

先発のビューラーは序盤から97マイル(約156キロ)前後の直球を中心に組み立て、4回まで無安打無失点。5回に2本の長打を浴びたが、6回を投げ3安打1失点、10奪三振の力投で流れを引き寄せた。6回以内で10奪三振はワールドシリーズでは初。7回以降は3投手の継投でつなぎ、レイズ打線を4安打2得点に抑えた。

88年以来、32年ぶりのワールドシリーズ制覇まであと2勝。第4戦は今ポストシーズンで4勝0敗、防御率0・56の左腕ウリアスが先発する。