米大リーグ機構(MLB)は28日(日本時間29日)、ドジャースのジャスティン・ターナー内野手(35)について公式見解を発表した。

同選手は前日27日(同28日)のワールドシリーズ(WS)第6戦の試合中に新型コロナウイルスの陽性反応を示し、8回から途中交代して隔離された。試合後はチームメートやスタッフらとともに、WS制覇の記念撮影に参加した。

MLBは、同選手が試合後に隔離の指示に従わなかったことを明記した上で「祝福をしたいという気持ちは理解できるが、隔離せずにフィールドに入ったという彼の決断は間違いで、接触した人にリスクをもたらした」と指摘した。

同選手はWSで打率3割2分、2本塁打、2打点と活躍し、攻守でチームに貢献。試合後、フィールド上では同僚からも温かく迎えられた。MLBは「この件について詳細に調査し、2020年のマニュアルに従って選手会とも相談をしていく」と今後の方針を示した。

ドジャースは前日の試合後に検査を行い、翌日のこの日は、対戦相手だったレイズを含めて両チームが再検査を行った。