レッドソックスで指名打者を務めるJ・D・マルティネスが、オプトアウト(契約破棄)の権利を行使せず、来季も同球団でプレーする見込みとなった。MLB公式サイトが情報筋の話として伝えている。

今季のマルティネスは過去最低の打率2割1分3厘、出塁率2割9分1厘と長打率3割8分9厘は2013年以来最低の数字を記録。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、フリーエージェント(FA)市場の動向が読めないことも考えると、妥当な判断だと言える。

2018年2月にレッドソックスと5年契約を結び、そこから2年間で打率3割1分7厘、出塁率3割9分2厘、長打率5割9分3厘と活躍したマルティネス。昨オフもオプトアウトの可能性があったが、残留を選択しており、今季終盤に行われた複数のインタビューでも、その意向がないことを示唆していた。レッドソックスとしては、同選手の来季の復活を期待したいところだ。