今季のサイ・ヤング賞が11日(日本時間12日午前8時~9時)発表される。最終候補3人のファイナリストには、ナ・リーグからカブスのダルビッシュ有投手(34)、ア・リーグからツインズ前田健太投手(32)が入っており、注目される。

ナ・リーグは最多勝のタイトルに輝いたダルビッシュと、最優秀防御率のレッズ右腕トレバー・バウアー(29)、奪三振王のメッツ右腕ジェイコブ・デグロム(32)による三つどもえの戦い。ダルビッシュは受賞なら日本人投手初の快挙となるが、発表を翌日に控えた11日、ツイッターに「獲れるか獲れないかの雰囲気の中、結局3位って気がしてる。。」(原文ママ)と胸中をつづった。

ダルビッシュはリーグ最多の8勝(3敗)、同2位の防御率2・01、同4位の奪三振93をマーク。バウアーは5勝4敗、リーグ1位の防御率1・73、同2位の100奪三振、2年連続で同賞を受賞しているデグロムは4勝2敗、リーグ防御率2・38、同1位の104奪三振を記録しており、米国の事前予想では、メディアによって見解が分かれている。

一方のア・リーグは、インディアンスの右腕シェーン・ビーバー(25)がリーグ最多の8勝(1敗)、同1位の防御率1・63、同最多の122奪三振と3冠に輝いており、大本命。前田はリーグ4位の6勝(1敗)、同5位の防御率2・70、同7位の80奪三振をマークしており、日本人では13年のダルビッシュ(当時レンジャーズ)以来の得票2位となるかが注目される。