米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が、ダルビッシュの探求心について特集記事を掲載した。

15年以来、サイ・ヤング賞の投票でトップ3入りしたのはカブスでは4人目と紹介した上で、「ダルビッシュはピッチングの新時代を象徴している」とし、それそれのチームはダルビッシュのような投手たちが示す好奇心を促進させる方法を模索しているという。

記事ではカブスのホットビー投手コーチの話として、今季の実際の取り組みを明かした。レギュラーシーズン最後のホワイトソックス戦前、同コーチによれば「左打者に対して外角のフォーシームで決める、ということに取り組んでいた」とプランを立て、ダルビッシュは実際、3回に外角フォーシームで左打者を見逃し三振に仕留めたという。

また、時にはツインズ前田のチェンジアップの握りを試したり、17年当時の自身のカットボールを活用したり、同投手コーチは「なんらかの形でボールを操ることができる、非常にユニークな能力」と、相手打線のタイプによって使い分けができる柔軟性を評価。コーチ側の視点から、ダルビッシュと仕事に取り組むことの楽しさを表現した。

ダルビッシュがメジャー入りした12年から8年。現在は創造性が重視される時代だと記事では指摘され、ダルビッシュがその代表的な投手として特集された。