ヤンキースの地元紙ニューヨーク・ポストが、強打のゲーリー・サンチェス捕手へのトレード打診をチームが聞く用意があると報じた。

サンチェスは2019年に34本塁打を放つなど、16年から19年までで通算105ホーマー、オールスターにも2回選出された実績を持つ。しかし今季は49試合で打率1割4分7厘と調子が上がらず、カイル・ヒガシオカ捕手の台頭もあってプレーオフでは7試合のうち2試合しか先発しなかった。

ヤンキースはMLBネットワークのジョン・ヘイマン氏に、カージナルスからフリーエージェントとなった現役屈指の名捕手ヤディエル・モリーナに興味を持っていると伝えられたほか、もしサンチェスをトレードに出すならJ・T・リアルミュートやジェームズ・マッキャンら有力フリーエージェント捕手の獲得に乗り出すとみられているが、今オフの最優先事項はDJ・ルメーヒュー内野手との再契約であるため、これが落ち着くまで捕手の補強は先送りになるとMLB公式サイトは分析している。