大谷翔平投手が所属するエンゼルスが来季ポストシーズン進出を果たすためにペリー・ミナシアン新GMが急務として取り組むべき課題を、MLB公式ウェブサイトのアンドリュー・サイモン記者が14日、寄稿した。その課題とは次の5つ。
1.先発ローテーションの整備
2.ブルペンのてこ入れ
3.打線の厚みを増す
4.大谷翔平の正しい起用法を見つけ出す
5.ポスト・プホルス時代への移行に備える
エンゼルスでは2019年と20年の2年連続で先発投手の防御率がリーグ29位に沈んでおり、ミナシアンGMは就任後最初のインタビューで、投手の整備を優先課題とすると発言。
現時点でディラン・バンディ、アンドリュー・ヒーニー、グリフィン・キャニングと大谷の4投手が来季の先発ローテーション入り有力とみられており、今オフのフリーエージェント(FA)市場ではトレバー・バウアーとランス・リン両投手が獲得に動くべきターゲットだとしている。
また、大谷の起用法に関しては、エンゼルスが転機を迎えつつあると同記者は予想。大谷は来春にも再び投球を開始できるとみられているが、万一再び故障するようなことでもあれば、完全に打者転向を余儀なくされる可能性がある。
大谷には剛腕があり、二刀流での活躍は見て楽しいが、球団としては最低でも投手、打者のいずれかで大谷に結果を出してもらう必要がある。目下のところ二刀流起用を支持しているミナシアンGMだが、時期が来たら難しい決断を迫られることになると、同記者は指摘している。