2020年シーズンが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて無観客で行われた影響を受けて、フィリーズが1億4500万ドル(約152億2500万円)の損失を出したことが28日、関係者への取材から分かった。

フィリーズは財務状況について、公式には未発表の段階。

フィリーズは現在、マット・クレンタク前GMの後任を探しているほか、フリーエージェント(FA)となったJ・T・リアルミュート捕手とディディ・グレゴリアス遊撃手の2選手との契約について、重要な判断に迫られている状況。オーナーのジョン・ミドルトン氏は10月、各チームがこのオフにどれだけの費用を支出できるかはリーグの経済環境に影響されると述べていた。

2019年にブライス・ハーパー外野手と総額3億3000万ドルで13年契約を結んだフィリーズだが、今季は28勝32敗に終わり、プレーオフ進出を果たせなかった。(AP)