日本ハムからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す有原航平投手(28)が、レンジャーズと契約合意したと、ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者が25日(日本時間26日)ツイッターで伝えた。2年600万~700万ドル(6億3000万円~7億3500万円)の契約。

有原にはレッドソックス、パドレスも最終移籍候補に入っており、獲得交渉は3球団に絞られていた。

有原のポスティング交渉期限は、日本時間27日午前7時に迫っていた。

ダルビッシュ有投手(34=カブス)も12年に日本ハムからポスティングシステムでレンジャーズに移籍しており、有原合意が伝えられると、ツイッターでクラッカーの絵文字を添え、祝福した。

 

◆有原航平(ありはら・こうへい)1992年(平4)8月11日、広島県生まれ。広陵3年時に甲子園春夏連続出場。早大ではリーグ通算62試合、19勝12敗、防御率2・72。14年ドラフト1位で日本ハム入団。15年5月15日オリックス戦でプロ初登板初勝利。同年は8勝で新人王。16年は11勝でリーグVと日本一に貢献。19年最多勝。189センチ、95キロ。右投げ右打ち。

 

◆ポスティングシステム 海外FA権取得前に米球界に移籍できる制度。以前は最高入札額を提示した球団が独占交渉権を得たが、現在は譲渡金支払い意思のある全球団と交渉できる。日本球団への譲渡金は、選手が契約で保証される額により変動する。メジャー契約の場合、保証額のうち2500万ドル(約26億円)までの部分の20%、2500万ドルを超えて5000万ドル(約52億円)までの部分の17・5%、5000万ドルを超えた額の15%の合計となる。契約期間内に獲得した出来高払いの額からは15%が追加で支払われる。