タイガースがフリーエージェント(FA)のロビー・グロスマン外野手(31)との契約に向け、大詰めに入っているようだ。MLB公式サイトが情報筋の話として伝えたところによると、異例の2年契約で総額は1000万ドル(約10億5000万円)となる見込み。

再建中のタイガースは2015年シーズン終了後から、オフにFAの選手と契約する際は1年契約とする方針を貫いてきた。例外もあったが、基本的にファームシステムの充実へ目を向けており、今冬に獲得した右腕ホセ・ウレーニャ投手との契約年数も1年だった。だが、ベテラン打者との複数年契約により、三振を取られることの多い若手中心のラインアップを引き締めようと、球団も方針転換を図ったようだ。

メジャー8年のキャリアがあるグロスマンは、通算打率こそ2割5分2厘だが、ボールを見極める能力に優れ、出塁率は通算で3割5分を記録している。アスレチックスに所属した昨季は打撃でも魅せ、51試合出場で長打率はキャリア最高の4割8分2厘。8本塁打、12二塁打をマークした。