ポスティングシステムを申請し、大リーグ球団と交渉した菅野智之投手(31)の、巨人への残留が決定的なことが8日未明、分かった。

◆過去にポスティングシステムで移籍できなかった日本人選手

02年オフの大塚晶文(近鉄)は中日にトレード移籍(03年オフにポスティングでパドレス移籍)。05年オフの入来祐作(日本ハム)は自由契約でメッツ入り。08年オフの三井浩二(西武)は残留。11年オフの真田裕貴(横浜)は自由契約になり、古巣巨人へ復帰。以上4人は入札がなかった。 10年岩隈久志(楽天)、11年中島裕之(西武)には入札があったが、契約合意に至らず残留。19年オフの菊池涼介(広島)も合意に至らず、交渉期限前に残留を表明した。

今オフは日本ハム西川遥輝外野手(28)がポスティングでの移籍を目指したが、交渉期限までに契約がまとまらず、日本ハムに残留となった。