インディアンスからメッツに加入した右腕カルロス・カラスコ投手が、12日のオンライン会見でメッツについて「ワールドシリーズ(WS)進出への見込みがある」とコメント。新天地での始動に意気込みを示した。MLB公式サイトが伝えている。

カラスコはメッツのユニホーム姿で自宅から会見に臨み「とても嬉(うれ)しいよ。こうやって今、このユニホームを着ているというのは、自分にとって本当に重要なことだ」とコメント。メッツについて「プレーオフ出場をかなえ、ワールドシリーズにも行く力がある。本当に素晴らしいチーム」と喜びを示した。

カラスコは2019年に白血病を公表して治療に入ったが、年内にカムバック。治療を受ける間も、病気と闘う子供たちを頻繁に訪ねるという活動を続けており、同年、人道援助への支援に積極的な選手に贈られるロベルト・クレメンテ賞を受賞。同投手は「ニューヨークでも地域と良い関係を築きたい。助けを必要としている人は大勢いる」と、地元への貢献を目標の1つに掲げた。