MLB公式サイトは14日、解析ツールを用いて「2021年シーズンに向けたキープレーヤー」7選手のバッティング傾向を分析。今季二刀流としての復活が期待されるエンゼルスの大谷翔平投手については「本塁打が中堅に飛ぶ傾向にある」と述べた。

同サイトは大谷について「非常にパワフルなので、外野が深くとも大して障害にはならない。大谷の通算本塁打47本中、半数以上の24本がセンターに飛んでいる」と紹介。2018年からの3年間に限定した統計を見ると、中堅のフェンス越えは大谷の24本がメジャー最多であり、中堅方向への長打率も7割9分2厘で上位に食い込む数字だと述べた。

なお、解析によればナショナルズのフアン・ソト外野手は全方向に長打を放っており、フィリーズの左打者ディディ・グレゴリアス内野手は2015年以降に放った本塁打107本中、実に98本が右翼という典型的なプルヒッター。ヤンキースの右打者DJ・ラメーヒュー内野手はヤンキースタジアムでは逆らわずに右翼に飛ばす傾向が強いという。