マリナーズのジェリー・ディポトGMが、今年でメジャー3シーズン目となる菊池雄星投手に期待を寄せている。地元紙シアトル・タイムズが伝えた。

2019年にポスティングシステムを利用して西武からマリナーズ入りした菊池だが、1年目の成績は6勝11敗、防御率5・46。奮起が期待された2年目の昨季も2勝4敗、防御率5・17と振るわなかった。

だが、ディポトGMはセイバーメトリクスの数字を吟味すれば、ブレークの可能性が最も高い選手を見いだすのは容易とコメント。そのなかで「毎日マリナーズをチェックしているわけではなく、菊池雄星を見たことがなかったとしても、(データサイトの)『ファングラフス』のような一般公開されているサイトで昨年の雄星を詳しく見ていけば、彼がブレークアウト候補として際立っていることがわかる」と紹介した。

そして、具体的には、19年から20年にかけて、奪三振率、ゴロを打たせる率、フライ打球に占める本塁打の割合などが改善されていると指摘した。