マリナーズのマザーCEOが、今月上旬に行われたイベントで、若手のデビューを意図的に遅らせていたことや、所属選手に対する不満を漏らしていたことが21日、明らかになった。

同CEOは、5日に行われたロータリークラブのイベントで、昨季について「もしチーム内でクラスターが起きたり、故障で選手が不足したりしても、若手を呼ぶつもりはなかった」などと、FAまでの期間を引き伸ばすために、有望株を昇格させる考えは一切なかったと発言。この様子がYouTubeに公開され、米メディアやSNSで批判を浴びた。

他にも、特命コーチに就任した岩隈久志氏(39)について「(当時は)英語がひどかった」とし、通訳に支払っているコストへの不満や、生え抜き内野手のシーガーについては「金をもらいすぎ」と発言するなど、炎上発言を繰り返した。

批判の声が高まり、同CEOは21日夜に「全てのマリナーズの関係者、特に選手とファンに謝罪したい。私の言動は言い訳できるものではなく、全ての責任は私にある」との声明を出している。