レイズのケビン・キャッシュ監督が、メジャー2年目を迎えるレイズ筒香嘉智外野手(29)について、打撃でチームにインパクトを与えてくれるはずだと期待を語った。MLB公式サイトが伝えている。

昨季のメジャーは、新型コロナウイルスの影響で春季キャンプが中断され、レギュラーシーズンが短縮され、健康と安全面でのプロトコルに従った上で無観客での試合開催と、異例ずくめだった。そうしたなかでルーキーイヤーを戦った筒香はレギュラーシーズン51試合に出場し、8本塁打、24打点、打率1割9分7厘と、本来の実力を発揮できなかった。

キャッシュ監督は「スター選手として日本からやって来たら、メジャーは無観客試合など様々な事態に陥り、そのなかで新しいチームに慣れていかなくてはならなかったのだから、ヨシ(筒香)にとってフェアではなかった」と昨季を振り返り、「われわれ全員、彼が打撃で貢献してくれるはずだと確信している」と期待を寄せた。

キャッシュ監督はまた、筒香が「チームの主力」としての立場を確立させようと懸命に励んでいるともコメント。昨季同様、同選手を外野手および三塁手として起用する意向だが、春季キャンプの間は一塁の守備も試すつもりだと述べた。