張本勲氏(80)が28日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にリモート出演。キャンプで新打法に取り組むエンゼルス大谷翔平投手についてコメントした。

左足の軸足に体重を乗せ、下半身主導でスイングすることを重点的に意識して練習。昨季はノーステップに近い打ち方だったが、踏み出す右足を少し上げ軸足の左足により体重を乗せる打ち方に変えた。

張本氏は「ちょっと難しいね、今の打ち方は。コロコロ変えちゃあ、バッティングはダメですよ。ストライクゾーンは必ず決まっているんだから。バッターも機械のように同じようなフォームで打たないと」と指摘。

さらに「毎年、毎年、コロコロ変わって。軸足に乗せ過ぎている。乗せ過ぎたら勢いで前に出るじゃない。軸足が動いているの。(映像を見ながら)左の軸足、動いているでしょ。軸足はその場で回転しなくちゃいけない。体重が前に行きすぎる、勢いで。ちょっと心配な点がありますね」とコメントしていた。

昨季打率1割9分と苦しんだ大谷は新フォームの意図について「しっかり(体重が)乗っていないと、飛距離を出しにいくときに体のひねりや、上半身のローテーションで飛ばしたくなる傾向があるので、どうしても率につながらない。しっかり下で回れているときは、上がフリーな状態になるスペースも大きいので、その分、率が残る可能性も高いのかなと思います」と明かしている。