「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)は、3打数2安打2得点の結果だった。

打席での感触について「良い感じで捉えにいけているかなと思います」と振り返った。

1回1死、今季のオープン戦初打席でメジャー4年目の右腕マクレーと対戦。初球から2球続いたカーブを見極め、3球目、真ん中低めのボールを捉えてゴロで右前に運んだ。

その後はトラウト、プホルスの連打で生還し、先制のホームを踏んだ。

第2打席は3回、1死から2番手のバールと対戦。2球目の高めの直球を捉え、左前にライナーのクリーンヒットを放った。

4-4の同点で迎えた4回無死満塁の第3打席は、カウント1-2からの変化球にタイミングが合わず、三飛で凡退した。

大谷は昨季、打者で打率1割9分、7本塁打、24打点で不本意な結果に終わった。今季は軸足の左足に体重を乗せる意識でフォームを改良。初の実戦で「ボールとの距離感も良かったと思います」と手応えを口にした。

この日は1864人の観客の前でプレーした。昨季レギュラーシーズン中は無観客で、ファンの前での打席は昨年3月のオープン戦以来。「楽しかったですね。去年の公式戦よりも公式戦っぽい感じで、野球をやっているなという感じだったかなと思います」とうれしそうに振り返った。