マリナーズで勝負の3年目を迎えた菊池雄星投手に対し、スコット・サービス監督が今季はさらに安定した姿を見せてほしいとのコメントを発した。

菊池とマリナーズは今季終了後に重要な決断を下すことになっている。球団側は4年6600万ドル(約69億3000万円)のオプションを行使するか否かを検討するが、球団オプションが行使されなくても、菊池側は選手オプション行使により、もう1年マリナーズに残留することが可能。あるいはオプションを破棄してフリーエージェントになることもできる。

1年目の菊池はエース級の活躍を見せることもあれば、メジャーへの順応に苦戦している様子もうかがえ、6勝11敗、防御率5・46。2年目の昨季は短縮されたシーズンだったこともあり9試合の登板で2勝4敗、防御率は5・17だった。だが、アスレチックスとの2試合で計12回を投げて自責点0とする好投も見せた。

そんな菊池についてサービス監督は「彼は投手としてあるべき姿を理解したと思う。できればその姿をもっと安定して見せてもらえることを願う。これまで、いい投球を見せることもあったが単発に終わっていた」とし、継続して素晴らしい投球を見せてほしいと期待を語っていた。(AP)