ジャイアンツとマイナー契約を交わしている山口俊投手(33)が、オープン戦初登板で1イニングを投げ、打者5人を相手に2安打無失点の結果だった。

5回から5番手で登板。先頭打者を二ゴロ、続く打者を三振に抑えたが、2死から連打でピンチを招いた。その後、19年の首位打者アンダーソンは左直に抑え、無失点でしのいだ。

登板後、投球を振り返り、「カウントが悪くなった中でも、四球を出さずにバッターと勝負できたのはまずまずだったのかなと思います」と話した。

昨年オフから瞬発系のトレーニングを多く取り入れ、筋力を強化。「自分の思うところと、体の動きが一致しやすくなっているところが、昨季との違いなのかなと。多少フォームのばらつきはありますけど、考えて修正して、次のボールに生かせている感覚があるので。だいぶ前に進んでいるところかなと思います」と手応えを口にした。

山口は2月10日(日本時間11日)にブルージェイズのメジャー40人枠から外れ、FA(フリーエージェント)となった後にジャイアンツとマイナー契約を結んだ。今キャンプは招待選手として参加。競争が激しい中、まずは開幕に向けてメジャー昇格を目指している。