継続可否に注目が集まっていたプレーオフ出場枠の拡大とナ・リーグのDH制導入だが、米メディア「ジ・アスレチック」のエバン・ドレリッチ記者によると、今季に関する限りこの2件はすでに“終わった話”として扱われているようだ。スポーツメディア「ブリーチャー・リポート」が伝えている。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨季のメジャーはプレーオフ枠を従来の10チームから16チームに拡大し、両リーグでDH制を採用するなど、さまざまなルール変更を行った上で開催された。ナ・リーグのなかにはDH制継続を見込んで相応の準備をしてきたチームもあるようだが、MLBも選手会もこの件について交渉の予定はないという。

ただし、MLBと選手会が結んでいる包括的労働協約は今年12月に期限切れとなるため、この2つが今秋の労使交渉で議題に上る可能性はある。