パドレスのキャンプに招待選手として参加している加藤豪将内野手(26)が6日(日本時間7日)、オープン戦のドジャース戦に途中出場し、決勝の2点適時打を放った。4回裏から遊撃の守備で途中出場し、両軍無得点で迎えた6回2死二、三塁の好機に、左腕アレキサンダーから左翼線へ運び、先制の走者2人を迎え入れた。

コロナ禍でマイナーの公式戦が中止となった昨季は、自粛期間中のウエートトレに専念。体重は5キロ増の93キロとパワーアップに成功した。「やっと食べたものが筋肉になってきた感じがします」。3日には、逆方向の左中間へ初本塁打を放つなど、着実に底力を蓄えてきた。ここまで6試合に出場(先発1試合)し、8打数3安打5打点、1本塁打、打率3割7分5厘。本職の二塁だけでなく、一塁、遊撃、外野と複数ポジションをこなすなど、初のメジャー昇格が手の届くところまで近づいてきた。