デビュー以来快進撃の続くタイガースのルーキー、アキル・バドゥー右翼手が、今度はサヨナラ安打で勝利に貢献し、相手指揮官をもうならせた。MLB公式サイトが伝えている。

メジャーデビュー戦となった4日のインディアンス戦で、初打席の初球を本塁打としたバドゥーは、翌5日のツインズ戦では最終回に満塁弾。デビューから2戦連続で本塁打を記録した球団史上初の選手となった。続くこの日は8回に代走で出場すると、3-3で迎えた10回に適時打を放ってチームを勝利に導いた。

タイガースにとって、ルーキーがデビューから3試合内にサヨナラ安打を記録という快挙は、1998年のゲーブ・アルバレス以来の出来事。スポーツデータ分析会社「エリアス・スポーツ・ビューロー」によると、デビューから3試合で満塁弾を含む2本塁打とサヨナラ安打を放った選手は、少なくとも1900年以降はバドゥーが初めてだという。

バドゥーはこの快進撃について「とても言葉では表現できない。ハードワークが報われてただただうれしい」とコメント。敵将ロッコ・バルデリ監督は「見事だ。見ていて楽しい選手だ。対戦相手でなければもっと楽しめただろうね。とにかく彼はいい仕事をしているよ」と脱帽していた。