コロナ禍により5日遅れの開幕戦に臨んだナショナルズが、主力の大量離脱にもかかわらず、サヨナラ勝利で発進した。

約1年半ぶりに観客を入れたホームでの開幕戦は5-5で迎えた9回無死一、二塁、3番ホワン・ソト(22)が中前へ自身初のサヨナラ打を運んだ。昨季史上最年少でリーグ首位打者に輝いた若き主砲は「観衆の声で心臓の鼓動が速まった。そう感じるのはいい気分だ」と、ファンの声援に感謝した。

ナショナルズは開幕直前に選手4人の新型コロナウイルス感染が判明し、5人が濃厚接触者となった。1日に開幕予定だったが4試合が延期となり、この試合前にはレスターとコービンの両左腕、アビラ捕手、ベル一塁手ら大量10人が負傷者リスト入り。野手は主力4人を欠く先発オーダーで臨んでいた。