エンゼルス大谷翔平投手(26)の右手中指のマメについて、マドン監督が改めて状況を明かした。9日(日本時間10日)、オンライン取材で経緯を説明。今季初登板となった4日(同5日)のホワイトソックス戦での影響は「最後の方で少しあった。それについては彼は誰にも伝えていなかった。彼は戦い、やり抜いたが、最後の方で影響があった」という。

同試合では4回2/3で92球を投じたが、5イニング目はスプリットを引っかけた暴投で初失点。制球がばらつくこともあった。対話重視でコンディションについて日々、話し合っているというマドン監督は「登板を終えた時、またその後日、もう少し時間を取ろうというのは明白だった。コミュニケーションはこれまで非常にいい。思っていたより私に英語で返してくれることで非常に簡単なやりとりになり、一平(水原通訳)もバックアップしている」と、状態のチェックに問題はないことを強調した。

大谷は3月29日(同30日)のドジャース戦で右手中指のマメがむけ、中5日で4月4日(同5日)の登板に臨んだ。中6日なら11日(同12日)のブルージェイズ戦の登板だったが、12日(同13日)から始まるロイヤルズ3連戦以降に先延ばしとなった。再発を防止するための対策について、同監督は「治るまでに十分な時間を与えるということ。トレーニングスタッフを信頼しているし、まずは前向きに。次の登板でどうなっているかを見てみてから」と話した。