9日のレンジャーズ戦でパドレスのジョー・マスグローブ投手が球団史上初のノーヒットノーランを達成。女房役を務めたビクター・カラティニ捕手(27)は、カブスに所属していた昨年9月13日、アレック・ミルズ投手がノーヒットノーランを達成した時もマスクをかぶっており、MLB全体でのノーノー記録としては史上初となる、異なるチームでの連続達成捕手となった。

まさにノーノー請負捕手となったカラティニは10日、通訳を介し「超ハッピー」とコメント。マスグローブはすべての球種が生きていたとし、「彼と共にノーノーを経験できたことは彼のためにもチームのためにもとても幸せ」と語った。

また、名捕手を輩出してきたプエルトリコ出身の捕手としては、殿堂入りのイバン・ロドリゲス氏に続いて2人目となる2回目のノーノー達成を果たした。

ジェイス・ティングラー監督は、カラティニについて「捕球がうまくリードもすばらしい。投手と息を合わせ、波に乗せてやらなければ記録は実現できない。バッテリー間の信頼があってこそだ」とし、カブスでノーノーを経験したことが今回の歴史的快挙につながったと述べた。(AP)