右手中指のマメの影響で調整が遅れているエンゼルス大谷翔平投手(26)が12日(日本時間13日)、軽めのブルペン投球を行った。敵地カンザスシティーでのロイヤルズ戦前、マドン監督が「10球、ばんそうこうなしで。非常にいい感覚だったようだ。注意深くやろうとしているが、いい方向にいった」と明かした。

同監督によれば軽めの投球で、ブルペン投球前にはキャッチボールも行った。「全て順序立てていく上で、強度を上げていかないといけない。慎重にいく必要があり、徐々に上げていく。明日、彼から報告をもらって我々が判断して、次のステップを決めることになる。少しずつ進んでいくことになるだろう」と話した。

また、今週末に本拠地で行われるツインズ3連戦までに登板できるかどうかについては、「100%確かではないが、できないだろうと我々は思っている」と明かし、今季2度目の先発はさらに先延ばしとなりそうだ。

大谷は開幕前の3月29日のドジャース戦で右手中指のマメがむけて3回途中で降板し、中5日で4月4日のホワイトソックス戦に登板。4回2/3で92球を投じたが、マメが再発していた。原因の1つは決め球のスプリットではないかとの臆測について、マドン監督は「分からない。ある1つの球種がそうなっているとは聞いていない」と話した。