「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、終盤で貴重な追加点となる2点適時二塁打を放つなど勝利に貢献し、3安打3打点で、打率を3割3分3厘に上げた

7回2死二、三塁、3番手の右腕バーローの3球目、内角寄りの95マイル(約153キロ)の高め直球を捉え、右翼線へ運んだ。打球速度は今季メジャーで最速の119マイル(約191・5キロ)。4点リードから1点差に詰め寄られた直後の追加点で3点差とし、流れを取り戻した。

7回の打席について「しっかり下半身で振らないと、ああいう打球は打てないのかなと。(先発の)コブもいいピッチングをしていたので、勝ちがつくかつかないかでは全然違いますし、そういう意味でもいい1本だったなと思ってます」と振り返った。

1回の第1打席には内角低めのスライダーを流し打ち、左前へ技ありのクリーンヒットを放った。この一打で5試合連続安打。さらに9回の第5打席では左翼へ適時二塁打を放ち、今季初の1試合3安打をマークした。

4番打者のレンドンが負傷者リスト(IL)入りして離脱する中、中軸として打線をけん引した。