MLB公式サイトのウィル・リーチ記者が「序盤戦の名シーン」を7つ選び、エンゼルスに所属する大谷翔平選手の“リアル二刀流”が実現した4日のホワイトソックス戦をトップに据えた。

この試合で「2番投手」として出場した大谷は、投手としては最速101・1マイル(約162・7キロ)をマーク。4回2/3を投げて7三振を奪い、2安打5四球で3失点(自責1)とした。打者としても、4日時点でともに自己ベスト更新の飛距離451フィート(約137メートル)、打球速度115・2マイル(約185・4キロ)の本塁打を記録した。

リーチ記者は「われわれが夢見てきた試合を大谷がやってのけた」との見出しを打ち、「大谷がほぼ誰も成し遂げたことのない距離まで打球を飛ばし、前人未到の速度でボールを投げることができる能力の持ち主だということは誰も疑っていなかった」とコメント。「問題はそれを同一の試合でケガをせずにできるかということだったが、われわれは4日のホワイトソックス戦でそれが可能だということを初めて目にした」と、“リアル二刀流”の実現を振り返った。

同記者はさらに「エンゼルスはもはや大谷に制限を加えていない。彼は投打で100%のパワーを自由に発揮することができる」とつづり、大谷の今後の活躍に期待を寄せた。