エンゼルス大谷翔平投手(26)が、敵地でのレンジャーズ戦で今季初勝利をかけ3度目の先発マウンドに上がった。18年5月20日のレイズ戦以来、1072日ぶりの復活星を目指す。

「2番投手」で先発。投打で出場するリアル二刀流は、4日のホワイトソックス戦に続き2戦目となった。エンゼルス球団によると、本塁打でリーグ首位につける選手が先発登板するのは、1921年6月13日のベーブ・ルース(ヤンキース)以来、100年ぶりとなる。

1回表に第1打席。相手投手は右腕のライルス。1死走者なしで四球を選ぶ。続くトラウトの中前打で二塁進塁後、ウォルシュの右前適時打で先制のホームを踏んだ。

ベンチで休む間もなく1回のマウンドへ。1番カルフーンには153・8キロの直球。打ち取った打球が、守備シフトで無人の三塁線に転がり内野安打となる。カイナーファレファはスライダーで中飛。ガロには四球で1死一、二塁。4番ロウにスライダーが甘く入り右翼へ3ランを浴びる。被弾は今季初めて。さらにガルシアに再び四球、続くソラックに死球で1死一、二塁とピンチ。ドールの打席で暴投があり、走者はそれぞれ進塁。その後右犠飛で4点目を失う。ホルトを見逃し三振に抑え1回を終了した。

2回2死一、二塁の好機で2度目の打席がまわる。初球ファウルの後、高めの149・2キロ直球を右翼線にはじき返し、2点適時二塁打。さらに続くトラウトの左前適時打で同点のホームを踏む。

2回のマウンドは9番トレビノから。153キロ直球で左飛。カルフーンは遊ゴロ。カイナーファレファをフォークで空振り三振に仕留め、3者凡退で終えた。

2点リードの3回1死一、二塁で早くも3打席目がまわる。初球右翼ポール際へ大ファウルの後、2ボール2ストライクから低め変化球に空振り三振。

リードが3点に広がり、3回のマウンドへ。ガロをフォークで空振り三振。前の打席で3ランを許したロウを三塁ゴロ。ガルシアをフォークで空振り三振。2イニング連続で3者凡退に抑える。

4回のマウンドは6番ソラックから。内角スライダーで見逃し三振。ドールをフォークで空振り三振。ホルトをスライダーで見逃し三振。この回3者連続三振で、3イニング連続で3者凡退。