7回途中12奪三振で3勝目を挙げたパドレスのダルビッシュ有投手(34)が「幻」となった“逆転満塁弾”に感謝した。

パドレスが3-1と2点リードで迎えた7回。1死満塁としたところで先発ダルビッシュは降板。2番手左腕ヒルに対し、ジャイアンツの代打ラフが、右翼ポール際に放った大飛球が、一度は逆転のグランドスラムとなる本塁打と判定された。ところが、審判団が協議してファウルに。この判定にジャイアンツ側がチャレンジし、ビデオ検証となったが結果は変わらず、ファウルとなった。

その後ヒルはラフ、トークマンの2人を連続三振に打ち取り、1死満塁のピンチを無失点で切り抜けた。 ダルビッシュは「ホームランだと思いました。最低でも二塁打とかになるのかなと思ったんですけど。ヒル投手がしっかり投げたおかげで切れたのかなと思います」と感謝。「本当にすごい仕事をしてくれた。自分がどういうピッチングをしたとかは完全に忘れて、本当にヒル投手はすごいなと思いました」と続けた。