米大リーグ機構(MLB)は2日、メッツ戦で乱闘騒ぎ寸前の事態を引き起こすきっかけを作ったフィリーズのリリーフ左腕ホセ・アルバラド投手に3試合の出場停止と罰金処分を科した。アルバラドは異議申し立てをする意向を示している。

アルバラドは4月30日の試合の1点リードで迎えた8回表、2死二、三塁のピンチでドミニク・スミス外野手を空振り三振に仕留める好リリーフを見せた。しかし、その後にスミスに対して挑発するようなジェスチャーと言葉を投げつけ、スミスもこれに反応。幸いにもパンチが飛び交う事態には至らなかったものの、ベンチから両軍が飛び出す一触即発の状況となった。

この一件では、メッツのスミスも罰金処分に。MLBはそのほか、メッツのミゲル・カストロ投手も罰金処分とした。同投手は8回裏に際どい球を投げてリース・ホスキンス一塁手からにらみつけられた際に興奮して相手に向かっていき、一時試合の流れを止めていた。(AP)