エンゼルス大谷翔平投手(26)が、予定されていた先発を回避した。マドン監督は「痛みで(試合では)投げられない。死球が当たってすぐ次の日に投げるのは適切ではない。90~100球、95~100マイルを投げるのは難しいだろう。1日、2日、様子を見てからまた判断する」と話した。

大谷は試合前の練習で右腕に白いサポーターを巻き、壁当てやキャッチボールで約15分間、調整を行った。今後の登板について同監督は「このシリーズ(レイズ4連戦)の最後の方で投げられるかもしれないが、ドジャース戦まで待たないといけないかもしれない。まだ分からない」と話すにとどめた。状態次第では、7日(同8日)から始まるドジャース3連戦まで登板を先延ばしとする可能性も出てきた。

大谷は前日2日(同3日)のマリナーズ戦に「2番DH」で出場し、1回1死の第1打席で左腕シェフィールドの内角高め直球が右肘に直撃。肘当てで衝撃を和らげたが、痛みに顔をゆがめていた。試合後も痛みが残っており、登板については当日の状態を見て判断することとなっていた。

登板は回避となったが、この日のレイズ戦には「2番DH」で出場する予定。マドン監督は「スイングすることに痛みはない」と明かした。