レッズの先発左腕ウェード・マイリー(34)が今季メジャー4人目となるノーヒットノーランを達成した。9回まで114球を投げ無安打無失点、1四球7奪三振。許した走者は6回1死から遊撃手の失策、同2死から与えた四球の2人だけだった。

レッズでは2013年のホーマー・ベイリー以来、17人目の快挙。負傷者リストから復帰した秋山翔吾外野手(33)は「9番左翼」の先発出場で1飛球を処理し、歓喜の瞬間はマウンド付近でマイリーと抱き合った。

今季11年目のマイリーはダイヤモンドバックス、マリナーズなども含めレッズが7球団目で、通算89勝87敗。今季はこの試合に入るまで3勝2敗、防御率2・67。速球は140キロ台の技巧派だが、この日はカットボール、チェンジアップなど変化球の制球がさえた。

メジャーは今季、ノーヒットノーランが続出しており、4月9日にパドレスの右腕マスグローブ、同14日にホワイトソックスの左腕ロドン、5月5日にオリオールズの左腕ミーンズが達成し、マイリーで4人目となる。インディアンスは今季ロドンにもノーヒッターを許してお、今季2度目の苦杯となった。