ナショナルズのマックス・シャーザーとヤンキースのコリー・クルバーという、2人で合計5回のサイ・ヤング賞選出という両投手の投げ合いは、どちらにも勝利がつかない痛み分けに終わった。

シャーザーは7回1/3を2安打1四球1失点で14三振を奪い、勝ち投手の権利を持って降板したが、9回にブラッド・ハンド投手がグレイバー・トーレス遊撃手に同点タイムリーを浴び、3勝目が消えた。

なおシャーザーは100回目の1試合10三振を達成。過去にはノーラン・ライアン、ランディー・ジョンソン、ロジャー・クレメンス、ペドロ・マルチネスに続く、5人目の大記録達成を果たしたほか、通算奪三振数でも2845とし、歴代単独20位に躍り出た。

クルバーは6回途中6安打3四球6三振、2失点だった。

延長10回には両軍が1点ずつ取りあい、3-3の同点で迎えた11回裏にヤンキースがトーレスの決勝タイムリー安打でサヨナラ勝ちを収めた。(AP)