「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、第1打席で昨季のサイ・ヤング賞投手から技ありの内野安打を放った。

1回1死、右腕バウアーと対戦し、3球目の内角低めのカットボールに反応した。中途半端なスイングとなったが、食らいついてボールにコンタクト。遊撃へのゴロを放ち、メジャーでもトップクラスの快足で余裕の内野安打とした。

第2打席は1点を追う3回2死一塁、カウント3-1から外角低めの直球を見極め、四球で出塁。その後、2死満塁となり、4番ウォルシュの適時二塁打で逆転のホームを踏んだ。

第3打席は1点リードの5回2死、初球のカットボールから2球目と3球目に低めにナックルカーブを決められ、3球全て空振りで3球三振。バウアーとの対戦は2打数1安打1三振の結果だった。

第4打席は8回無死一塁、3番手の右腕ジャンセンの内角スライダーを打ち上げ、中飛に仕留められた。

この日は3打数1安打で4試合連続安打と10試合連続出塁をマーク。打率は2割7分6厘となった。チームは1点差を守りきり、ドジャースに2勝1敗で勝ち越し。母の日でピンク色のソックスや防具を着用する選手が多く、大谷もピンク色のスパイクとバットを使用してプレーした。

試合前には11日(同12日)のアストロズ戦先発に向け、ブルペン入りで調整。立った捕手への投球を含め、変化球を交えて25球を投げ込んだ。