ブルワーズのジョーダン・ジマーマン投手(34)が11日に引退を発表した。ZOOMのオンライン会見で目に涙をためながら、野球を続ける気持ちはあっても体がついていかないと語った。MLB公式サイトが伝えている。

ジマーマンは2009年にナショナルズでメジャーデビューし、16年からはタイガースに所属。だが、肩の故障に苦しみ期待に応えるような活躍ができず、昨年10月にフリーエージェントになっていた。復活を期して今年2月にブルワーズとマイナー契約を結び、今季メジャーで2度救援登板したが、ここでキャリアに幕を下ろす決断を下した。

ジマーマンは「まだ野球をしたいという気持ちはあるが、体がもうついていかない。今が潮時なのだと思った」とコメント。少年時代から応援してきたブルワーズから声がかかったことについて「信じられなかった」と、当時の喜びを口にした。

2日のドジャース戦と7日のマーリンズ戦でリリーフ登板し、計5回2/3を投げたジマーマン。「引退を考えた2時間後に球団から連絡があり、自分を必要としていると言われた。それで救援のマウンドに立った。ケガ人が大勢いたので、穴を埋めたかった。長くはいられないと分かっていたが、チームを助け、ほかの投手に健康になってほしかった。それができてよかったと思う」と振り返った。