「2番投手」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、1-1の8回の守備から右翼に回った。1点ビハインドで迎えた直前8回の攻撃でウォードのソロで同点に追いついた。9回の攻撃で打席が回ることも、判断の要因となった模様。マウンドには2番手で右腕スレガースが上がった。投手・大谷は7回を投げ、4安打10奪三振の1失点で、勝敗つかずだった。

1回1死で迎えた第1打席は、過去の対戦で7打数無安打3三振の右腕マクラーズと対戦。カウント1-1から外角のチェンジアップにタイミングを外され、平凡なゴロに打ち取られた。

打席を終えた後、1回裏は先発マウンドへ。初球、94・3マイル(約153キロ)の外角直球をアルテューベに捉えられ、中前打を浴びた。無死一塁となったが、2番ディアスを外角直球で空振り三振、3番ブラントリーをスプリットで空振り三振に仕留め、2者連続三振。4番アルバレスは二ゴロで立ち上がりの1回を無失点に抑えた。

2イニング目は5番グリエルを1球で捕邪飛に仕留め、6番コレアを右飛で打者2人から3球で2死を奪った。7番タッカーに四球を与えたが、8番ストローを遊ゴロに抑え、2回も無失点。2回まで24球でリズム良く終えた。

3回は9番マルドナドから三振、アルテューベを左直、ディアスを二飛でこの試合で初めての3者凡退。9球で終え、序盤の3回を33球でまとめた。

直後の4回表の打席ではカウント1ー2から低めのナックルカーブに手を出し、空振り三振を喫した。

4回裏も危なげない投球を披露。先頭のブラントリーに中前打を浴びたが、アルバレス、グリエル、コレアを3者連続三振で無失点に抑えた。4回まで6奪三振。50球で終えた。

5回、先頭の7番タッカーに対し、カウント2-1から96・1マイル(約155キロ)の外角高め直球を捉えられた。打球は左翼スタンドへのソロ本塁打で初失点。その後は2者連続三振で2死を奪った。1番アルテューベを外角スライダーで二飛に打ち取り、最少失点で乗り切った。

6回は2死からアルバレスにスプリットの打ち損じが三塁線へ転がり、不運なヒットを浴びたが、続くグリエルをスプリットで空振り三振に仕留めて無失点。今季初めて6回を投げきった。

1点を追う7回表に第4打席を迎え、1ボールから外角低めのチェンジアップを捉えて右前にクリーンヒット。マクラーズから自身初ヒットを放った。3番トラウトの四球で無死一、二塁とチャンスを広げたが、4番ウォルシュが二ゴロ併殺。続くアップトンも二ゴロで凡退し、無得点に終わった。

7回裏の投球は3者凡退。コレアを遊ゴロ、タッカーを右飛、ストローは空振り三振。この日10個目の三振を奪い、メジャー1年目の18年5月13日のツインズ戦以来、3年ぶりの2ケタ奪三振をマークした。