ツインズ前田健太投手(33)が今季7度目の先発でホワイトソックス戦に登板し、5回まで3失点で勝敗はつかず、今季3勝目(2敗)はならなかった。

気温8・9度と凍える中、またしても寒さに苦戦した。立ち上がりから制球に苦しみ、味方打線が3点を先取した直後の2回には先頭から単打、四球で無死一、二塁とし、ドジャース時代にバッテリーを組んだ元同僚の6番グランダルに同点の3ラン本塁打を浴びた。

だが以降は立て直し、3回から5回まで9者連続凡退と好投をみせた。5回まで87球を投げ、4安打3失点、3三振2四球で、3-3の同点で降板。その後に救援が打たれチームは敗戦した。

ツインズ移籍2年目だが、昨季はコロナ禍で開幕が7月だったため、前田にとって米中北部の寒さを経験するのはこれが初めて。「長袖(を着て投げるの)は久しぶりだった。半袖は無理だと思ったので、寒すぎて」と明かした。「変化球が曲がらなかった。これだけ寒いのは、人生で初めての経験。途中からいろんな修正を加えながら。修正できたのは収穫だった」と振り返り「暖かくなってほしい。暖かいところで投げたい」と切実だった。