エンゼルス大谷翔平投手(26)、ツインズ前田健太投手(33)、マリナーズ菊池雄星投手(29)が11日(日本時間12日)、それぞれ先発マウンドに上がったが、3投手すべて勝敗がつかなかった。同日に日本人先発3投手が3勝すればメジャー初めての快挙だったが、次回以降に持ち越しとなった。今季は5日にも大谷、ダルビッシュ、菊池の3人が先発。誰も白星をつかめなかった。

「2番投手」のリアル二刀流でアストロズ戦に出場した大谷は、7回4安打1失点。5回、タッカーにソロ本塁打は浴びたが、10奪三振の好投だった。降板した8回には右翼守備にまわった。バットでは7回に右前打を放ち4打数1安打。エンゼルスは敗れたが、大谷に勝敗はつかなかった。

ツインズ前田はホワイトソックス戦で5回4安打3失点。3点リードの2回無死一、二塁でグランダルに同点の3ランを浴びた。以降は立て直したが、同点のままマウンドを降りた。

菊池はドジャース戦に登板し、7回途中まで投げ、自己最多の11奪三振をマーク。6安打3失点でリードを保って降板したが、救援が打ち込まれた。

日本人先発投手の同日最多人数はこの日と同じ3人。通算24度ある。日本人投手の同日最多勝利は00年8月18日(野茂、大家、長谷川)01年4月26日(野茂、鈴木、吉井)02年6月19日(石井、大家、伊良部)の3勝だが、過去3度はいずれも1人が救援勝利のため、先発の3勝はまだない。