スタメンから外れたレッズ秋山翔吾外野手(33)が途中出場し、4打数1安打と6試合目(スタメン1試合)、11打席目で今季初安打を放った。

スタメン出場した中堅センゼルが、守備中にフェンスに激突したことで、3回に代打出場。そのまま守備に就き、8回の打席で、左腕ギルブレスから鮮やかに左前へ運んだ。試合後は「早く1本打ちたいと思っていたので、まず1本出て良かったと思います。長く感じました」と振り返った。

キャンプ中に左太もも裏痛で戦列を離脱。7日にスタメン復帰したものの、その後は、代打など不規則な途中出場が続いた。「今のレッズの外野手を見れば仕方ない」と話す一方、打席が限られた途中出場の難しさを感じていた。この日も1、2打席目は詰まった内野ゴロで凡退。「やられ方がひどかった」と反省する一方、3打席目は相手が左腕でもあり、秋山本来の広角打法をイメージし始めていた。「打席が(複数)ある中で修正できるものだなと思いました」。

センゼルの状態が不透明で、今後はスタメンを含め出場機会が増える可能性があるとはいえ、秋山の危機感は変わっていない。「安心することはないです。1本出てホッとしたとは簡単には言えないです。踏みとどまった、という言葉かもしれません」。開幕後35試合目。秋山のメジャー2年目が、ようやくスタートした。