<レッドソックス4-3エンゼルス>◇14日(日本時間15日)◇フェンウェイパーク

歴史的建造物の中にはやはり、“お宝”が眠っていた。

「日本のベーブ・ルースがここに来ているから、ベーブ・ルース関連の歴史が知りたい」。フェンウェイパークの記者席の入り口にいた女性係員に聞くと、秘密(?)の場所を教えてくれた。「これを持って警備員や球場スタッフに聞けば、迷わないよ」と、英字が書かれた紙切れを差し出してくれた。

向かった先は大谷が本塁打を放った左翼グリーンモンスターの反対、右翼側。だが、分かりにくい。何度か紙切れをスタッフに見せ、たどり着いた。右翼スタンド客席の奥に潜む2階のレストラン。その広々としたスペースの一角に、ベーブ・ルースが使用していたグラブとバットが展示されていた。大きな革の手袋のようで、野球のグラブとは思えない。木目がはっきり見え、先端に黒のテープが巻かれたこん棒のようなバット。約100年前という時代を感じさせた。

展示されていた場所の名は“Royal Rooters”。直訳すると、高貴な応援者といった意味だろうか。どうやら、シーズンチケットホルダー用の会員制レストランバーのようだ。ただ、野球の試合は生で見られない。野球を愛するボストンのファンの社交場なのかもしれない。二刀流の歴史を語る時、ベーブ・ルースと大谷の名前で盛り上がる-。そんな未来の光景が思い浮かんだ。【MLB担当=斎藤庸裕】