スタメンから外れたレッズ秋山翔吾外野手(33)が途中出場し、1打数無安打1四球。無安打だったが、超美技でチームを救った。

2-2の同点で迎えた8回から中堅の守備で出場。9回1死一、二塁の好機で迎えた打席では、痛烈なセンター返しの打球を放ったが、二塁手が逆シングルで好捕。併殺崩れとなった。

その裏の守備では、中堅最深部への大飛球をフェンス際でジャンピングキャッチ。ピンチを救い、ダッグアウトでは同僚から喝采を受けた。

平地よりも打球が飛ぶと言われる標高約1600メートルのデンバーでの初シリーズ。「なかなか(打球が)落ちてこない」感覚を持ちつつも、キッチリと対応した。試合後は「すごくいい追い方ができた。僕の仕事はああいうこと。ファインプレーもどきと言われても…」とおどけた。その一方で、ベル監督は「捕れるチャンスがあるとは思わなかった。見ていて美しいプレーだった」と、記録に残らない好プレーを絶賛した。

試合は、レッズがタイブレークの末、延長12回で競り勝った。