【ボストン(米マサチューセッツ州)16日(日本時間17日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(26)が、土壇場で勝負強さを発揮した。今季初の「3番」DHで出場したレッドソックス戦は1点を追う9回、2死一塁から逆転2ラン。9回以降ではメジャー初の決勝弾を放った。両リーグトップに並ぶ12号は、剛腕守護神バーンズの156キロ内角直球を打ち砕く起死回生の1発。連敗を4で止め、メジャー最古の球場フェンウェイパークでの「聖地巡礼」を3戦連続ヒットの計2発3打点で終えた。

○…次回登板は19日(日本時間20日午前9時7分)のインディアンス戦に決まった。前回11日の先発から中7日空けての登板となる。大谷の疲労を考慮して登板間隔を空けたマドン監督は「今年、200イニングを投げさせようとは思っていない。強い腕の状態をキープする。それがおそらく、彼の力を最大限に生かすことにつながるだろう」と話した。