野球の東京オリンピック(五輪)米大陸予選は4日、米フロリダ州で決勝ラウンド1日目、第2試合が行われ、米国が終盤の猛攻でカナダを下し、ラウンド成績2勝0敗で4チーム中単独トップに浮上した。

試合は7回までは僅差の投手戦となったが、米国が8回に一挙7得点し試合を決めた。フィリーズ傘下3Aのルーク・ウィリアムズ内野手(24)が1本塁打を含む2安打3打点をマークするなどメジャーの若手有望株が活躍し、ベテランのトッド・フレージャー内野手(35=前パイレーツ)も2ラン本塁打を放ち貫禄を見せた。

カナダはラウンド成績0勝2敗となり、同大会での東京五輪出場権獲得はなくなった。ドミニカ共和国とベネズエラはいずれも1勝1敗で、5日(日本時間6日)の最終戦に望みをつなぐ。最終日はドミニカ共和国-カナダ、米国-ベネズエラの2試合が行われる。