ホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督(76)が、指揮官として通算2764勝目を挙げ、ジョン・マグロー氏の2763勝を抜いてメジャー歴代単独2位に浮上した。

ラルーサ監督は昨年10月にホワイトソックスの指揮官に就任。2011年にカージナルスを率いてワールドシリーズ優勝を果たして以来の現場復帰となり、浮き沈みはあったものの、チームをここまでア・リーグ中地区首位に導いている。

試合後、ラルーサ監督の偉業が場内アナウンスで伝えられると、2万68人のファンは歓声を上げて祝福。キャップを振り、観客に拍手を送ってこれに応えた同監督は「今季、ここまで一番重要なのは、選手たちが私を家族の一員として受け止めてくれたこと」と語った。

アダム・エンゲル外野手はラルーサ監督にサインをもらうため、ランドリーから自分のユニホームを回収したとコメント。この日先発し4勝目(2敗)を挙げたディラン・シース投手はラルーサ監督について「温和でユーモアのある人だ。彼が指揮を執ってくれてうれしい」と語った。(AP)