フィリーズのJ・T・リアルミュート捕手が6回に今季5号3ランを放ち、キャリア通算100本塁打に到達。ダグアウトでフィリーズの“P”の文字が入ったパナマ帽をかぶせられて祝福を受けた後、フィールドに再登場すると、その帽子を振ってファンの声援に応えた。MLB公式サイトが伝えている。

リアルミュートは試合後、そのパナマ帽をかぶってZOOMでの記者会見に登場。アーチー・ブラッドリー投手がパナマ帽を購入しクラブハウスでかぶっていたところ、「みんながすごく気に入って面白がったんだ。それで、あと2つ同じものを注文し、“ホームランハット”にしようという話になった」と説明。「まだルールとして決まったわけじゃないけどね。会見でこれをかぶるのは僕が初めてだと思うよ」と語った。

フィリーズは0-3と劣勢だった4回にアンドリュー・マカチェン左翼手の適時打で1点を返すと、その後四球での押し出しが続いて3-3の同点に。フィルダースチョイスで4-3と逆転するなどし、最後はオデュベル・ヘレーラ中堅手の適時2点打で7-3と一気にひっくり返した。

「ケガの後、本調子に戻るのに時間がかかり、ここまで数週間は本来の自分ではないように感じていた」と振り返ったリアルミュート。「ちょうどいい時に、メンバーが噛み合い出した。攻撃は伝染する。今日のようにチャンスがあったらどんどん点を取っていかないと」と振り返った。