エンゼルス大谷翔平投手(26)が、メジャー自己最長となる470フィート(約143メートル)の特大弾を放った。

1回無死一塁の第1打席、左腕バビクのチェンジアップを捉え、右中間へ17号2ラン。打球速度111・7マイル(約180キロ)の豪快な先制弾でチームを勢いづけた。

3回無死の第2打席はカーブを捉え、右中間へ二塁打。この日の2本の長打を放ち、3打数2安打2打点と活躍した。大谷の本塁打からチームは5発8得点で快勝。マドン監督は「非常に多くのいい事が起こった。我々は先制点が欲しい。それができた」と満足そうに振り返った。

▼大谷が今季17号。日本選手が前半戦(オールスター戦の前)に放った本塁打数では、過去最多の04年松井秀喜(ヤンキース=17本)に並んだ。04年松井秀は日本選手のシーズン最多31本をマークしているが、大谷の現時点での年間ペースは45本。

▼大谷が470フィート(約143メートル)のメジャー自己最長弾。今季440フィート(約134メートル)以上の特大弾は4本目で、両リーグでもタティス(パドレス)の5本に次ぎ2位タイ。MLB公式スタッツによると、左打者が左投手から放った本塁打では19年以降で3番目の飛距離。現システムのスタットキャストが導入された15年以降、これまでエンゼルスで470フィート以上の特大弾を放ったのはトラウトだけだった。トラウトは最長486フィートを含む4発記録。